その1 現場でとてもニーズのある症状を解決できる治療系の整体テクニックを習得!
施術現場では、整骨院・治療院やリラクゼーションサロン店に限らず、骨盤矯正はとてもニーズのある整体の手技です。また、最近はダイエットや姿勢、体系などに特化した骨盤矯正のニーズも多いのが特徴です。
ニーズがあるということは、一般的によく知られている、認知されている整体の手技である。ということなのですが未経験者のかたでであれば、あなたも骨盤矯正はご存じなのではないでしょうか?経験者の施術者であれば当然ご存知でしょう。それだけよく知られている整体技術だからこそ、現場に入るとニーズが高く、施術者としては骨盤矯正法の技術は是非とも習得をしていきたいですよね。
ほぐし職人学院のセラピストLコースでは、現場に入ると、とてもニーズの高い整体手技、本格的な骨盤矯正法の理論と方法を着実に習得していきます。
その2 専門的な骨盤矯正法を習得した整体師になることが出来ます
骨盤矯正法というのは、本来の理論など根底存在するものはあまり変化がないものだと思うのですが、方法はさまざまです。初級編から上級編まで各整体技術が存在します。ほぐし職人学院のセラピストLコースで学ぶ骨盤矯正法は、整体学校や整体スクールなどで習得する骨盤矯正法を考えると、上級編をテーマとしています。
手技は、ディバーシファイドテクニックといい、機械など使わず施術者の手でおこなう骨盤矯正法です。
ディバーシファイドテクニックは上級編ですが、きちんと理解できるように最初から上級的な理論や方法はおこなっていきません。最初は初級編です。基本の部分をしっかりと理解していきながら、テクニック的には上級編ですが、進行していくうちにつれ基本が出来ている状況になっていますのでやっているご本人はもっと難しいことをおこなっていると考えていることが多いです。骨盤矯正法が完全に習得出来たらですが、腰椎の矯正法に入っていくこともあります。
骨の歪みを整えることは、同時に痛みを軽減させたり消失させたりすることにつながります。
あなたは、セラピストLコースまで参加して、試験に合格するときには
- ・筋肉をほぐす、癒しの技術
- ・痛みや痺れなどを軽減、消失させていく整体技術
この2つの分野のテクニックを身につけている整体師になることが出来ます。
本格的な骨盤矯正法とは一体どういうことをおこなっていくのでしょうか?何が上級編なのでしょうか?
整体学校でおこなっていくセラピストLコースの骨盤矯正法を考えていきましょう。
1 骨盤が歪む理由を考えます。
先ず、骨盤が歪むとは一体どういいうことなのでしょうか?よく骨盤の歪みと聞きますし、そういったキーワードを目にします。骨盤とは骨の事なのですが、その骨が歪むとは相当な衝撃がないと歪むと思っていませんか?
骨盤の構造から考えていきます。骨盤は左右の腸骨(ちょうこつ)という平たい骨が真ん中に仙骨(せんこつ)という骨を挟むようにして存在する、腸骨と仙骨全体のことを骨盤と言います。なので、逆に言えば、腸骨は骨盤と言われる平たい骨で、尾骨という骨を上にたどっていくと硬い部分を触ることが出来ると思います。この位置に存在する骨を仙骨(せんこつ)と言います。骨盤は、左右腸骨と間に仙骨が挟まれているすべてを含め骨盤と言います。
骨盤矯正法は、先ず人によって違う骨盤の歪み方を施術者が自らの手と目でどういった歪み方をしているのかを確認していきます。確認をすることを専門用語で「リスティング」といいます。先ずはリスティングをおこなっていくわけです。もう一度お伝えしますが、歪み方は本当に人それぞれです。その歪み方を正確に指標することが出来るからこそ、その人に合った骨盤矯正が可能になるのです。
左右の骨盤が歪む理由はもう1つあります。それは、左右の腸骨が非常に少ない範囲でしかつながっていないからです。ほんの何センチかしかつながっている範囲がないのです。その何センチかの繋がりでお尻や内臓やお腹の脂肪などを支えているのです。生活習慣や大きな衝撃が骨盤の歪みに与える影響は大きいのです
リスティングで見るポイントとは!?
1. 施術を受ける人の体勢はうつ伏せにして左右の足を揃えてまっすぐにしてリラックスした状態にします。
2. 左右の足の長さの左右差を正確に確認します。
確認する位置は左右の踵(踵骨)の地面が着地するところです。
施術者は受ける人の足側に回り確認をします。
3. 受け手の人の左横に位置します。腸骨の位置の左右の高低差を見ます。見る位置は、腸骨の上辺の高低差を見ます。どちらの腸骨の位置が寝ている受けての人の頭側に高いのか?どちらの腸骨の位置が足側に低いのか?ということです。ポイントは腸骨の上辺である腸骨稜の高さで確認をします。
4. 左右の股関節の高さを確認します。高低差をみます。左右のどちらが受ける人の頭側に上がっている状態でしょうか?どちらの股関節の位置が足側に低い状態でしょうか?記録をしておくか覚えておきます。
5. ここからが難しいと思うのですが頑張りましょう。左右の腸骨に上後腸骨棘(じょうごちょうこつきょく)という突起になっている骨の部分が存在します。別名PSISと言ったりもします。甲地は面倒臭いのもありPSISと言っておりますが、このPSISの左右高さを確認するのが4番目に確認をしていく工程になります。
PSISは左右の拇指(ぼし・親指のこと)を使って、PSISの底辺を確認していくのがポイントになります。
左右のPSISで、どちらが受ける人の頭側に高いですか?どちらが足側に低いですか?左右の高低差を確認をして、記録をするか覚えていきます。
6. 次に確認をする位置とポイントがあります。それは左右の坐骨(ざこつ)の高さです。坐骨はどこにあるのか?ということですが、簡単な確認の仕方は、あなたが座ったときに骨盤部で一番先に椅子に触れる骨の位置が坐骨になります。椅子に座った状態でお尻の下に手を添えてみると、骨を触ることできませんか?もしくはダイレクトに骨に触れることが出来なくても、骨の存在が確認できるような感触がないでしょうか?そこが坐骨になります。施術では、受ける人はうつ伏せ(腹臥位)になります。足の太ももの裏(ハムストリング筋という)をずっと膝の方から骨盤部の方に触りながら上がってきてみてください。そうすると、足の付け根辺りで骨を触ることが確認できると思います。もし、骨を確認できない場合は、骨の存在があるような感触で結構です。そこが坐骨になります。その坐骨を受ける人に対して、左右の坐骨の高低差を確認していきます。
左右の坐骨のどちらが、高い位置にありますか?どちらの坐骨が低い位置にありますか?確認をしたら、書いておくか、施術者が覚えておきます。
骨盤の歪み方は、人それぞれで多くの歪み方の種類が存在するので、歪みを確認するリスティングも何工程にも分けて正確に検査して調べることが正確な骨盤矯正を行うことが出来ることにつながります。
もう一度、骨盤の歪み方についておこなっていく工程を記しますので再確認しましょう。
- 施術を受ける人は、うつ伏せ(腹臥位)で膝を伸ばした状態でリラックスした体勢を取る。
- 左右の足の長さを見る。
- 左右の腸骨稜の高低差を見る。
- 左右の股関節の高低差を見る。
- 左右のPSISの高低差を見る。
- 左右の坐骨の高低差を見る。
以上が骨盤のリスティングになります。ほぐし職人学院のLコースですべて習得していくカリキュラムになっております。